【英語学習者向けブログ】英語を勉強するとき、何から学べばいいの?
英語を学習するときの大きな悩みの一つとして、「何の勉強をいつすればいいのか」ということです。
まず「何の勉強を」から分解していきましょう。
英語を使えるようになるには、ご存じのように4技能が重要です。
スピーキング
リスニング
ライティング
リーディング
この4技能をバランスよく勉強することが大切です。
でも本人の英語を勉強する目的によって、勉強するテーマを絞ることもあります。例えば「東京オリンピックで東京に来た外国人を接客したい!」という目的でしたら当然ながらスピーキングとリスニングが重点テーマとなります。
みなさんの英語を勉強する目的は何ですか?上記4技能のなかでどこを重点的に勉強しますか?
自分の目的をよく考えたうえで、何を勉強するか何を優先的に学ぶかを決めましょう!
なんて話は当たり前のこと
そう考えて、いきなり英会話の本を買ったり、いきなりリスニングの本を買うからいつまでたっても英語ができるようにならないんだ。
ちょっと少し話をそらします。
かなり前の話になりますが、you tube上で武井壮さんが講義をしている動画を見ました。武井壮さんと言えば、陸上を始めゴルフ、野球、ビリーヤードなどあらゆるスポーツを一流にこなすアスリートタレントです。なぜそこまでいろんなスポーツが器用にできるのか?彼の答えはこうです。「いきなりそれぞれのスポーツの練習をするのでなく、まずは自分の体を思った通りに動かす練習をする。それができるようになれば自分のイメージ通り体が動くので、すぐにスポーツが上達する」
この話からピンときました。
たとえて言うならば、武井壮さんの行うそれぞれのスポーツは「英語の4技能」です。
では「思った通りに体を動かす」という練習は英語で言うとなんなのか。
それは「英語の文構造把握」と「文法」です。
この2つのことをきっちり勉強すると、4技能がとてもスムーズに勉強できます。
英語の原理原則を学んだあとにそれぞれの技能を鍛えていくというイメージでしょうか。当たり前ですが、単語はもちろん勉強する必要ありますよ。
かつて学校教育は、「文法至上主義」だとか「リーディング偏重」だとか「6年以上も勉強して日本人はだれも英語を話せない」だとかめちゃくちゃたたかれました。
しかしです。わたしはあの勉強方法は理にかなっていると思います。なぜならば先ほどお伝えした「文構造把握」と「文法」をひたすら勉強して、英語の原理原則を叩き込んでいたからです。何が問題だったのかは「スピーキング」や「リスニング」に移行するステージを持たなかったことです。原理原則を身につけた後に、スピーキングやリスニングを行えば、どれだけ多くの人が英語を楽に身につけたでしょうか。多くの方は(主に大学受験をそれなりに頑張った人)原理原則をそれなりに身につけたのにもかかわらず、そのまま英語の学習を終わりにしてしまったことが最大の問題があるのです。
先ほどの武井壮さんの例でいうならば、体をイメージ通り動かす練習をしたのに、具体的なスポーツの練習を全くせずに終わってしまったという感じです。
なんのためにその練習したの・・・・って感じですよね。
たくさんの日本人がそれで終わっているのですよ。逆を言えば、そこの基礎がしっかりしている人は、スピーキングやリスニングは驚くほど速く身につくことができます。
さて今日は英語の原理原則の重要さについてお伝えしました。まずはここから勉強していくことをお勧めします。次回は具体的にどんな勉強をするのかをお伝えしていきますね。
それでは!